対人緊張の理由

      2023/08/22

 人と出会うと緊張してしまう人がいます。人と会うと「どう挨拶すればよいか困ってしまう」、知らん顔すると嫌っていると誤解されるかもしれない。逆に笑顔を作れば馴れ馴れしいかもしれない。何かすべてのことに自分の言動態度、自分の表情まで気に病んでしまう。

 過去にあなたの態度で、機嫌が悪くなったり、ガッカリした人たちに、幼少期から少年少女時代に囲まれたのかもしれません。あなたの言葉一つ一つで機嫌が悪くなったり喜んだりした人はいませんか?

 あなたの言動に心理的に依存(しがみついた)誰か…

 親が会社で悔しい思いをした時に、あなたがテレビを観て楽しんでいたり、親が昇進した時に、あなたが学校の人間関係で暗い顔をしていたら、「お前は顔色が暗い。こちらまで気分が悪くなる💢」と親が不機嫌になったかもしれません。
 子どもにとって、親の不機嫌ほど心理的に恐ろしいものはありません。なぜなら、親に自分の食べること、着ること、安心して生きることを全てを委ねている時代が長いからです。

 親が会社で良いことがあっても、あなたの心は、親とは関係がないのです。親が「あいつはバカだ!」と言っても「本当にそうだ」と、あなたが怒りに同調しなければならない理由はないのです。親の機嫌と子どもの心は別ものです。家族であっても別々の存在です。離別感です。

 権力的な親が帰宅した時に、子供の態度で家庭のムードが一転する経験をすると大人になって、道で知人に出会っても、相手を不機嫌にしてはならないと思い、ついつい眼をそらしてしまう。でも、後で “愛想が悪い人だ”と嫌われたと落ち込んでしまう。
 会議でも、突然に指名されたらどうしよう。大人になっても自分の態度、表情の一つ一つに悩んでしまう。
 デートをしていても自分の態度が相手を不機嫌にさせないかと会話がぎこちなくなってしまう。

 僕の教室でも自分が笑顔を作ると、誰かを不快にさせやしないか悩む人がいます。正直に言ってしまえば誰かの笑顔でイライラする人や文句を言ってくる人があれば、その人こそ離別感のない家庭で育ってきた人です。だから人の笑顔が過去の自分と重なり怒りがわいてくるのです。また笑顔に否定的な言葉を言ってくる人の言動に不安になるのも対人緊張型(HSP)の特徴でもあります。

 人間の脳は毎日6万から7万の判断を要求されます。その度に過去の人間関係で「どう振るまえばよいか」と緊張に怯えます。この緊張感で不快ホルモンが脳で多量に作られます。それが必要以上に、あなたを疲れやすくするのです。

 人から嫌われたくないと願いながら、周囲の人の気持ちに疲れます。宴会を楽しんでいる人と、いつも宴会で緊張している人の違いもそうです。

 では、どうすれば、あなたの過去と現代を切り離すことができるのか。

 それは、あなたの周囲の人は、それほどあなたの態度に影響されない。あなたの周囲の人は、あなたの家庭のように、あなたの態度で不機嫌になったり機嫌が良くなったりはしないのです。あなたのチャレンジや失敗にガッカリするどころか「良くやった」と感動してくれる人ばかりです。

 でも、注意点は、自分が長年、対人緊張下で過ごしてきた人は、自分の親のように言動を支配してくる人に影響を受けやすいという点も忘れてはいけません。

 それは、どんな人か。「あなた何笑っているの💢バカじゃない」と言って相手の離別感を認めない人です。

 僕の心理の教室に来て下さい。


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心理カウンセラー衛藤信之
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