雨の後の虹・・・

      2019/04/21

 日本は例年より早く梅雨に入り、台風も近づいたため梅雨前線を刺激して昨日は全国的によく雨が降りました。

 雨が降った後は、街のホコリが洗い流されたようで心地よい気がします。(自室より撮影)

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 とくに夏の夕立がサーッと降った後の青空が、僕は子どもの時から好きでした。

 この天のめぐみの雨が東北地方の放射能を洗い流してくれるとよいと思いますが、でも、実際は水では流れないのが放射能汚染です。

 水で、自然界のものは、ほとんど浄化できるはずなのに、水では流すことが出来ない放射能を、自然界から不自然に人工的に抽出してしまうのですから、やはり人類は愚かなのかもしれません。

 僕が一年過ごしたアリゾナは、インディアンがたくさん住んでいます。

 そのインディアンの中でもホピ族には有名な「ホピの予言」があります。

 彼らが大昔から住んでいる大地からアメリカ政府はウランを掘り出しました。
 彼らの予言に「ここの大地の神を目醒めさせると、灰が、いっぱい詰まった ひょうたん が空から降る」と••••ありました。ですから、彼らホピ族はアメリカ政府に対して座り込みをして抵抗をしました。

 でも彼らの願いは虚しく終わり、日本の長崎と広島に原爆が落ちました。まさに原爆の形状は「ひょうたん型」に灰が詰まっていました。予言は的中したのです。それは、予言のスタートにしかすぎません。アメリカ大陸を走る鉄のヘビ(鉄道)、大地をクモの糸が張り巡らされる(電線)、石の川が大地を行き交う(高速道路) そして、小さな金の灰なのに、すべてを燃やしつくす(究極の危険なウランの抽出)など••••

 グレート・スピリットは、この人類の大地への尊敬のない態度を見られて、人類の浄化を始めると••••そして人類は滅亡すると言うのです。最近の世界中の異常気象や地震の多さを見ても、ホピの予言が思いだされます。

 話が変わりますが、ハワイに旅した時に、博物館に人類の墓がたてられていました。その墓碑銘には「この種族は二万年前に生まれ、非常に繁栄したが、自らつくりだした廃棄物と有害物と人工のために、2030年に滅びた」と書いてありました。

 この雨でも清められない放射能の過剰な使用も、その一つです。

 でも、ホピの予言には救いの予言もあります。ただ、今となっては間に合わないかもしれないと彼らは言います。それは、人類が生き方の選択をし直せば浄化は止まると言うのです。



 その救いの予言は、他のインディアンの部族でも信じられている「虹の戦士」の予言です。

 ホピの浄化が始まると、虹の戦士もたくさん現れると言っています。その虹の戦士は正しき人達だそうです。体も心も自然との調和がとれた人びとです。

 その虹の戦士の数が、現代のエゴイスティックな人々の数を上まわれば、母なる大地は浄化のプロセスを止めるだろうと•••••

 雨の降った後に、現れる虹のように、僕たち日本人は「金の灰」の恐ろしさを残念ながら二度も体験したのだから、日本人がみな、地球に優しく生きることを選択するようになれば、とても素敵ですね。

 そう、「雨降って地固まる」ように••••。


$日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき







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