2012年

      2019/04/21

アメリカで受けたセミナーで、あと三日しか人生がなかったら、何をするか遺書を書くようにと言われました。
面白いことに、誰も、もっと収入をあげて成功したいとは書かなかった。
「お母さんに反抗して家を出たけど、最後の三日間は黙ってお母さんの望むことをしてあげたい」とか「いつも、子供を叱ってばかりだけど、子供を抱きしめて、『おまえは、とても良いところがたくさんあるのよ』と三日間、伝えたい」と感動するものばかりでした。

その時の先生が、「みなさんは、三日しかない限られた時間なら出来ることを、どうして一生という長い時間だと、日々忘れて過ごしているのですか?」と•••

これは、頭にガーン!とショックでしたね。

大切なことは短すぎて気づかない。灯台下暗しですね。

の世界では、一期一会と言います。これは初めて会った人に最初で最後と思って出会う、という意味です。一生忘れられないような、「おもてなしの心で」だけではないのです。
もっとも大切なのは、「いつも会っている人に、今日で最後と思って出会う」ことです。

考えてみてください。今日で最後だと思えば、夫も、妻も、恋人も、うるさい親にも、手のかかる子供にも、部下に対しても、優しくなれませんか。

今日で最後だと思えば、今日の月にも、ドアを閉める瞬間の仕草にも、いつもの道を歩くことも、真心をこめて、すべて味わうことができるのです。
photo:01


(帰宅して自宅から見た月)

それこそが無意識を意識して生きることなのです。仏教では「正見」というそうです。

2012年には、すごい長いマヤ歴が終わるので、世界も終わりではないのかと心配する声があります。

僕は占いも、人のウワサもマイナスなことは信じない。ただ、2012年にはプラスな意見もあり、2012年は、大きく時代が変わるのだとか、心の時代の幕開けだとか、諸説飛び交っています。

でも、予言を持ち出さなくても、僕たちは明日をも、わからない命なのです。

だから、2012年で終わったとしても後悔しないように、日々を大切に生きようと思うことができるなら、マヤ暦の予言も人を前向きに変えることができますよね。泣いても笑っても、あと二年なら真剣に生きれますもの。生きれない?•••それはかなりお疲れの様子••••

2012年に、もし何もなければ、その時には、一生懸命に生きた分だけ何かが変わっているし、その時には、その時の自分が考えれば良いのです。

今から個人で、あれこれ考えたところで、なるようにしかならないのですから。

いや、なんなら2012年と言わずに、「今日で最後だ」と思って、今日に出会うもの、すべてを味わい、いつくしみましょう。

だって今日は、「今日が滅びる日」です。今日は戻ってこないのですから。

今日の僕も、今日のあなたも、いつも通いなれた道も、明日にはないのです。だから、今日は最後の今日なのです。

だから、今日、「もどらない今日」を楽しんで
音譜





出版までいよいよあと音譜


日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき



大切な一日を生きるための心構えはここで学ぼう メモ

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