成功する人と失敗する人の違いは…

      2023/08/21

 成功する人と失敗する人の特徴は、成功する人は、何かをする時に大きな目標を立てすぎない。自分に自信のない人ほど、自分の自信のなさを誤魔化すように大きなことを自分にも周囲にもアピールします。

 俺は新たなアパレルビジネスを起こすとか、世界平和のためにNPOを立ち上げるとか、世俗を捨てて仏門に入るとか…それらの言動は、自分の中にある空虚感を埋めるための世間へのアピールでしかない場合が多い。

 「精神分裂病」という本にエレンという女性が出てきます。その彼女は自分の空虚と焦りの中で「自由、革命」と叫ぶと「いや違う。私は虚しい決まり文句を並べているのではない。圧制者の束縛から民衆を確実に解放することを言っているのだ。世界の中で最も弱い人の中を私は回り、重大な問題を説いてまわりたい」

 この文章を「精神分裂病」という本のタイトルを表わさなければ、革命家の手記のように思えます。でも、彼女は一方で「自分の考えることはすべてが虚しい。私が使うどんな言葉にも、私自身があくびを噛み殺している」と自殺の危機を友人に伝えてくる。ただ周期的に「偉大な仕事がしたい」と不安感から叫びだす。

 ある年老いたうつ病患者は、大学生の時に百姓になると言った。大学生活なんかくだらないとアピールしたかった。でも、百姓にはならず、大学を卒業し教員になった。教員になってしばらくして給料の劣等感から「起業家になる」と言い出した。今は金がないが会社を起こせば実力があるから「金なんかなんとでもなる」と主張したかったのです。

 しかし、教員は辞めなかった。やがて定年になったら寺の仏門に入ると言い出した。世間的な常識に収まる自分ではないと自分の偉大さを誇示したかったのです。でも、これも実行しなかった。

 この人にしてもカレンにしても本気で立ち向かったことが何一つなかった。世界革命にしても仏門に入るにしても、自己の弱さから目をそらしたいカモフラージュでしかなかった。このような人びとに「実践が必要ではないか?」と、こちらがたずねると「一般的な常識や成功など興味がない。自分は『今、ここ』の幸せで満足なのだ」とYouTubeや本で得た誰かの受け売りを語りだす。多くの成功者が実践で身につくことを頭で理解した気持ちになってしまう。

 本当の成功者は無言実行で経験の中で身につけるのです。スポーツでも仕事でも、初めは興味がなくても、それを実践したり、関わることでそれに魅せられていく。

 ソークダインの“効果の法”があります。これは簡単に言えば、「人間は何かを経験して、その経験を通して変化が生まれ、その実践に満足感を覚えると、ふたたびその行動をくり返す」。

 大切なことはスポーツでも仕事でも「あの人はすごい。あんな過酷な努力の果てに、あの技が、あの仕事ができるのだなぁ」と落ち込むことはないのです。なぜなら、最初は過酷だと思っていることが、トレーニングを通じて過酷に慣らされてくると、自分の水準が高まり、普通の力で乗り越えていける技術まで人は到達できるのです。過去の過酷が日々の日常に変化していく。

 おまえは巨木を見ると自信を失う。でも、巨木も元々はドングリからスタートだと知ることが何よりも大切だ…(北米インディアン長老の言葉より)

 人間の成長は思考で考えるより、行動が何よりも大切です。まずは、ネットを手放して外に出よう!家の中では何も経験は生まれない!


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心理カウンセラー衛藤信之
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