あなたの愛に誇りを…

      2024/07/08

  

 両親の離婚から多くの女性と父親の愛憎劇を見てきました。

 なぜ、愛し合ったもの同士が苦しみ傷つけ合うのか?

  

   

 誰もが憧れる愛の力は、ベクトルの向きが変わると破壊の力にチェンジしてしまうことがあります。それだけに誰かを求愛する力は、それが叶えられないと激しい怒りにも変わることがあります。大人になっても親を憎み続ける心理も、その根底には「求めた愛」が得られなかった悲しみが隠れています。

 また親も自分が与えたものを子どもが拒否すると怒りに変わることがあります。

   

 愛とは「愛し愛されることだ」と言うけれど、一番憎しみに変わらない愛は「与えたくて与えた」と思える一方通行の愛が長続きするのかもしれません。

 これをアガペーの愛と呼びます。相手の幸せだけを願い続ける愛と呼ばれていますが、簡単ではありません。自分が身を退いても、相手の幸せを願う愛です。

   

   

 この真逆のエネルギーが憎悪です。

 「こんなに愛したのに…」「親だったら…」「あの上司だけは許さない…」「私が苦労して育てあげたのに…」

 これらの人たちの思いを聴いていると、求めた愛をもらえなかった別のエネルギー「執着」の強さを感じることがあります。

 これは愛するエネルギーが反転した愛憎の力である「執着」です。

  

 「親だけは許せない」という人の根底には、社会的に約束された「当たり前」への執着があります。「親だったら…」の言葉には、その人の持っている親に対する愛情執着の大前提が潜んでいます。

 そもそも怒りには「上司だったら」「子どもならば」と、その人の持っている「普通は…」という大前提に執着が見え隠れします。

      

   

 和歌山の道成寺というお寺には、安珍と清姫の話が有名です。美男子の僧である安珍に愛を裏切られた清姫が、追いかけている間に草履がすり切れ足から血を流していることにも気づかずに…

 やがて日高川で船に乗って逃げる安珍に対して、怒りの執念で大蛇になった清姫は川を泳ぎ切ります。ますます怖い顔をした清姫から僧は逃れようとします。

 道成寺の鐘の中に逃れた安珍に清姫は大蛇の姿で鐘に巻きつき、怒りの炎で鐘の中の安珍を焼き殺すという怖いお話。

 これは歌舞伎の世界で演目になっています。そこに出てくる般若の能面には段階があります。悲しい表情のお面からツノが現れ、そして聴く耳を持たないために次に耳がなくなり、真なる蛇と書いて「真蛇の面」となります。これが怖い💦

  

   

 西洋でも7つの大罪「嫉妬」の象徴は「ヘビ」です。誰かを憎んでいる時や恨んでいる時には、鏡の中の自分を見るたびに気をつけて下さい。

 またネットで誰かの悪口を書いたりする時は、誰も見ていなくても顔の相が崩れている瞬間です。真実、不快ホルモンのコルチゾールは老いを促進することがわかっています。

 イエスが説いた「与えるものは幸いなり」と説いた教えは有名です。愛を与えるだけで終わったとしても、その瞬間には「この人のために…」と、愛した日々があったことを思い出したいものですね。

 あなたの愛に誇りを…

  

    

   


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心理カウンセラー衛藤信之
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