ステップ バイ ステップ
2019/04/21
カウンセリングで、クライアントが良いように変化しても、周囲がそれを許さない場合があります。
いつも、誰かの期待に応えて、気をつかってガンバりすぎたことで、気疲れで疲れはて、心の病気になった人がいます。その人に「他人を大切にするまえに、自分も大切にしましょう」と、「自己主張のトレーニング」をしたとしましょう。
目上の人に「手伝って」と言われると、スグに自分の仕事を放り出して、相手の仕事にガンバり過ぎ、自分の仕事が後回しになる結果、自分の仕事が遅れて、自分の周囲に迷惑をかけて自分が叱られる性格の人がいます。
そんな人に、「すぐにわかりました」と安うけあいしないで、「午後までに、これを仕上げてと依頼をされているのですが、今、依頼された仕事を優先した方が、よろしいでしょうか?」と自己主張の訓練をすると、
「あなた、最近変だわよ」「カウンセリングに行ってヘンに変わったわ」とマイナスな言い方をして、相手を必要以上に気を使い過ぎるパーソナリティに戻そうとする人がいます。
だから、カウンセリングでは急激な変化は本人のためにも、周囲の変化への抵抗のためにも「徐々に•••」が大切です。
「お姑さんと積極的に会話ができない」と言う主婦に、まずは、お姑さんのそばで過ごす練習を徐々にしてもらう。
会話がなくても5分、から10分一緒に過ごす練習です。
テレビを横でみる。洗い物を横で手伝う。洗濯物を干すことを手伝う。それを毎回ごとにメモに書いて報告してもらいます。
次のステップ。
一日一言何かを聞く。「テレビ何を見ますか?」「今日は何を食べましょう?」 「寒くなったので、もう一枚、毛布を増やしましょうか?」これもメモに書いて報告してもらいます。
次のステップ。
さらに、自分の意見を言う。
「今日はテレビで3時間特別の時代劇があるそうですけど」「寒くなったので、お鍋はいかがでしょうか」「お母さんの部屋に、こたつを出してはいかがですか?」と自己主張を少しずつしてもらうのです。
この段階で、「姑が変わった」と主婦から報告がありました。
これは、姑が変わったのではなく、こちらの関わりが徐々に変わったから、相手が変わったのです。
基本的に相手を変えることは不可能です。
まずは自分が変われば、かかわる相手は連動して関係性は変わります。まさに、よく聞く言葉ですが「他人と過去は変わらない。変えられるのは、自分と未来だけ」です。
最後に、
受講生の相談で、お得意先に名詞を置いてくるのですが、名刺のウラに一筆書いても、自分の写真を載せても、競合相手も似たようなことをしているので、名刺が目立たなくて••••
僕が冗談で「じゃ、机に置いて帰る名刺を、毎回大きくしていけば!」と言ったら、
それを実践した受講生がいました。毎回、机の上の名刺が大きくなるのです。最後は机の半分くらいの名刺を置いて帰ったそうです。
お得意先は最初は「なんだ⁈」と思ったそうです。でも、この不景気な時には、斬新なアイディアを持った人間に、自社のプロジェクトを指揮してもらいたいと考えていた相手先は•••
なんと僕の受講生である彼に大きなプロジェクトを任されたそうです。そして、年収は「ステップ バイ ステップ」どころではなく、大ジャンプしたそうです。
もちろん、僕はアイディア料として、美味しい食事を、ご馳走になりました。
本当に、ごちそうさま!!!
さすが、カウンセラー Eto でしょ!
この週末は博多の285名の修了式です。講師5名スタッフ4名サポーター6名です。
その会場のグランドハイアットから見たキャナルシティです。もう、Xmas装飾です。
出版まであと6日
衛藤先生が直接指導してくれます。