Home 受講生の感想レポート 授業で教えていただいたIメッセージの効果が、家族のあり方を変えた…!
授業で教えていただいたIメッセージの効果が、家族のあり方を変えた…!

福岡校  早田 勝仁さん(46歳 男性)


まず初めに本コースを受講した動機についてですが、昨年長年勤めていました会社を希望退職と言う形で退職いたしました。退職した理由は“カイロプロクター”を目指すためでした。その際、研究部門を修了されていました同僚にカイロと心理学との密接な関係について色々を話していただき、とりあえず体験だけでも受講してみてはどうかと薦められ受講いたしました。体験を受講させて頂いた時、同僚からは事前に「とにかく面白いし楽しいよ」 と聞いてはいたのですが、予想以上の楽しさ、面白さであり、今までの心理学のイメージが180度くつがえされて感じでした。

もともと心理学に興味はあったのですが、遠い存在でした。しかし体験を受講した後は、真剣に学んで見よう!と意思が芽生えていました。最初の動機はカイロに活かすためだったのすが、実は妻が十数年前にうつ病にかかり、症状的には薬のお陰もあるのか落ち着いておりここ10年以上はうつらしい症状は表れていないのですが、体験で衛藤先生が“この講座を受講する事でうつ病が治った方がおられます”とおっしゃっていましたので、迷わず妻も誘って受講させて頂く事になりました。

 また常日頃から妻や子供とのコミュニケーションに対して「 今の自分が接している方法は間違っていないのだろうか・・?」と思いながらずっと過ごして参りました。
 私は自分の中で妻としてはこうあるべき!子供としてはこうあるべき!言う思いが非常に強くて、自分の思いと違う方向に行くと頭ごなしに叱っていました。今思うと自分の考え方は絶対に正しいと言う思いが非常に強かったと思います。そう考えられる様になったのは受講して学んだお陰だと思います。

 受講開始してからある日、娘(中1)が所属している太鼓クラブを辞めたいと言い出しました。その前に自ら学びたいとピアノを小4から習っていました。しかし小6になったばかりの頃にピアノを辞めたいと言ってきました。遊びたいがばかりに辞めたいと言っているのが見えみえでしたので、辞める事に対しては反対し最低でも小学校卒業するまでは続けなさい!と説得しました。結局中1の冬に辞めたいと言ってきたので、とりあえず約束は果たしていましたので仕方なく辞める事に了承いたしました。

 その時に「その分太鼓クラブは頑張れよ!」 と話をした矢先に太鼓クラブを辞めたいと言ってきたのでした。理由は?と聞くと面白くないから・・との答えが帰ってきました。今までの私でしたら、ふざけるなぁ~~!と激怒していただろうと思います。
 講義の中で「 子供は親の体を借りて生まれてきた一人の人間で、決して親の思い通りにならないのです」 (おそらくこれに近いお話をされていたと思います・・)と言う言葉が脳裏に焼きついていましたので、ここは頭ごなしに叱って反対するのではなく、Iメッセージ(自分の気持ちを素直に伝えるメッセージ)も交えながら冷静に対応する様に心がけました。

 「お父さんはお前が太鼓クラブを一生懸命頑張っている姿を見て、どれだけ励まされたことか。よ~し、オレも頑張るぞ!と勇気を与えてくれてたんだよ。あれだけ頑張っていた好きな太鼓を辞めると言い出すって事は、もっと他に理由があるんじゃないの?」 と聞いてみると、普段から滅多に涙を見せない娘がポロっと涙を流し、辞めたい本当の理由を話し始めました。理由はクラブ内で孤立しているとの事でした。話かけても無視されて、二人組みで練習する際も誰も娘とやりたがらない・・・などなどでした。

 一種のイジメ的な事が行われていたみたいです。この様な雰囲気の中でクラブ活動をさせるのは娘にとっては苦痛だし楽しく学べないと判断し、辞める事には反対しませんでした。娘も今までの事を色々と話をしてくれて、全てを話きった後は非常に明るい元の状態に戻っていました。その顔を見た時はすごくうれしく感じました。

 その時に始めてIメッセージの手法を活用したのでが、効果を実感した出来事でした。

 また現在高1の息子がいるのですが、野球部に所属していまして、腰が痛いとの事だったので、すぐに病院で診てもらった所、異常なしとの診断でしたので安心していました。
 しかし2週間経っても一向によくならず、息子が学校へ送り迎えをして欲しいと言い出しました。妻がそんなに痛いのなら他の病院も受けてみれば?と打診したところ、受ける必要はない!と心配する事に対してうっとうしいみたいな事を言ったものだから、妻も感情的になり息子と言い合いになっていました。妻にしてみれば息子の腰が早く治って欲しいと心配しているのにそこを否定されたものだからつい感情的になったのだと思います。一方、息子は友人から紹介してもらった病院で問題ないと言われたものだから治ると信じきっていて、余計な心配はするな!を考えていたのでしょう。

 そんなやり取りも余所見で見ながら、娘へのIメッセージの効果を確認していた私は息子に対しても冷静に対応しようと心がけました。先ほども書きましたが、今までの私ならば超激怒して極端な話、そんな言い方するなら野球なんか辞めろ!と言っていたかもしれません。

 最初に母親に対する言動について厳しく怒った後に、「 俺たちはお前にいち早く腰を治して、少しでも早く好きな野球が出来る様にと心配しているんだよ。親が息子の腰を心配するのは当然でしょう?お母さんも常にそこだけを考えているのに、お前がそれをうっとうしいと言われたお母さんの気持ちを考えてごらん?わかるでしょう?」と言うとしばらくたってから息子の口からごめんと言う言葉で出てきました。親の思いを理解してくれたらしく、今後は素直に聞きいれ言葉使いにも気をつけると反省してくれました。ここでもまたもやIメッセージの効果を確認した出来事でした。

 受講させて頂いて一番大きく自分自身が気づかされた事は、自分の考えを家族に押し付けていたと言うことでした。そこは大きな気付きでした。相手の意見も聞かずこうあるべきと叱っていました。特に息子に対しては小さい頃から頭から押さえ込んでいましたので、私が何かある毎に理由を聞いても私への恐怖心からか本当の自分の考えを話すと言うことが出来ない感じでした。

 よく妻から「 頭から理由も聞くことなく叱るから子供達は怯えているよ。」と言われてはいましたが、私は自分の考えは正しいと思い込んでいましたので妻の忠告を受け入れる事なんてできませんでした。

 しかし、基礎コース前編で自分が行ってきたコミュニケーションを全て否定され、金槌で頭を叩かれた思いでした。子供を叱る時でもまずは自分の考えを話し、子供の考えをきちんと聞いた後に、間違っていると判断した場合は叱る様に心がける様に変えていきました。そうすると最近は息子も自分の事をよく話す様になり、また娘も色々と相談してくれる様になりました。今まであった子供達と心の距離が縮まった感じがいたします。

 また私自身の事なのですが、カイロを目指して退職したものの直ぐに技術が身に付くわけでもなく、それは当然想定してはしていたのですが、やはり家族を養っていく為に職に就く必要もあり、収入を得るために就職活動も行っていました。しかし、このご時世でありますのでなかなか職が見当たらず、貯蓄も徐々に減って行き、すごく焦りが出てきていました。将来に対してすごく不安になり日々その事ばかり考える様になっている自分に気づきました。
 このままだとウツ病になるかも・・・・とすごく不安でした。

 その時、森田療法を受講し特に「今に生きる」「 ここに生きる」 のフレーズとともに、講師から今を楽しまないでどうするの?どうせ同じ時間を過ごすのなら楽しく笑って過ごしましょう~!とおっしゃってくださり、その瞬間に暗闇がパーっと光が射した思いをいたしました。その講義が終わったあと先ほどまでの自分と違う自分がいました。

 今までなんでこんな事で悩んでいたんだろう・・・って。人生に無駄な事はない。全て素晴らしい未来の為に今があるんだと思うと今の苦が苦に感じなくなっていました。

 妻からもなんか明るくなったねと言われました。
 もし受講していなければウツ病になっていたかも知れません。本当に感謝しています。

 最近、母がうつ病にかかっており、森田療法の事を話しいたしました。それを聞いた母はすごく楽になってと言ってくれました。少しではありますが心理カウンセラーになった気分でした。

 基礎コースを修了して、私の中で大きく変化したと感じております。今までちょっとした小さな事で悩む癖があったのですが、今では全て受け入れてそれを苦と感じず、楽しく明るく過ごせる様になりました。また細かな事ですぐに腹が立ち子供たちを叱っていた事からも卒業できました。本当に感謝しております。

 

~受講生のレポートより抜粋~
  紹介スタッフ:野本

ご夫婦で受講されていた早田さん、11月14日の福岡校の基礎修了パーティーにお二人揃って参加されていました。
 その時の穏やかな優しい笑顔が印象的でした。

 早田さんに今の率直な感想はいかがですか?とお聴きしました。
 そしたら「学んだことを日々の生活に取り入れて家族との関係が大きく変わりました。一番変わったのは妻や子供達一人一人を本当に尊重出来るようになったことです。まさか自分がこんなに穏やかに楽に変われるなんて思いませんでした。僕にとって本当に大きなことなんです!!」とおっしゃってました。

 僕自身その言葉がなんとも嬉しく思いました。

 家族との関係で身近で大切な存在だからこそ、自分の気持ちを分かって欲しい!なんでわからないんだ!!と思うと、相手を変えようとつい力(上下関係の命令や指示、強迫など)を使ってしまいがちです。

 でも力はさらに強い力で返されることも少なくないです。また力が通用する関係(親子、上司部下、先生と生徒)もその役割が終わればなんの影響力もなくなってしまうことも少なくないです。

 講座の中で何度も教わりました。人は役割を持つことで強くもなれますが、同時にその役割はいつかは終わるということ。

 だからこそ役割や今までの常識に胡座をかくのではなく、関わる目の前の相手を尊重することができる人は人間関係を豊かに築いているように実感しています。

 早田さんが奥様やお子さん達との関係の中で、目の前の相手を心から尊重していることを今回のレポートを読ませて頂くだけでも、しっかり伝わってきました。

 今まで数多くの生徒さんのお話を聴かせていただいて、家族、恋人、友人、身近な人との関係の中で行き詰まると、どうしたら良いのかを悩む方が一番多いようです。

 僕自身心理学を学んで感じるのは上手く・いかないは、やり方を知らない事がほとんどなんだと思います。

 そのやり方や考え方を知れば解決できる事がこんなに多いのだと教わりました。

 衛藤先生が講座の中で「無知の知である事が大事です。」と話している意味が学べば学ぶほど深く感じます。

 早田さんのように学ぶ事で一番大切な家族との関係を、今までの自分を一度見つめる事で豊かにされていかれる姿を感じさせて頂けることが一番嬉しいです。

 これからも早田さんらしくご自身とご家族との関係を相手のことを尊重しながら素敵な家族の絆を築いていってください。

 心から応援します。素敵なレポートをありがとうございました。