イスが教えてくれた心の病い…

   

 

 何かに気づき、大切な発見をするには、幼い子どものように「不思議だなぁ」と思う気持ちが大切ですね。

 
 木からリンゴが落ちるのを見て、ニュートンが「引力」という力に気づいたように、当たり前の生活の中に、大切な人生のヒントがあるものです。

 

  

 
 サンフランシスコの病院で、心臓外科の椅子を修理に来た業者がスタッフに「ここの椅子は、不思議と前だけがすり減りますね」と語りました。

 
 そこを通りかかったフリードマン医師は「ここだけですか?」「そうですよ」と。

 
 それを受けて、ローゼンマン医師と一緒に別の診療科の待合室と比べてみると、確かに心臓外科の待合室の椅子だけが、その傾向にあることが分かりました。

 さらに、他の病院の心臓外科に行って調べてみると、やはりその傾向があるようです。

 

 
 

 そこで二人は心臓に疾患がある患者の行動を観察してみました。

 
 心筋梗塞や狭心症の患者は共通して、深く椅子に座ることをしないのです。呼ばれたらすぐに反応できるよう、深く腰掛けない。

 
 そこから彼らは、「病気と性格には深い関係がある」として、論文にまとめました。
 それが「性格タイプA」(これは血液型ではありません)と呼ばれるものです。

 
 性格タイプAは、せっかちで負けず嫌い。自分に対してストイック。競争心が強く、休むことを恐れる人たち…。
 そして激情型で感情の起伏が激しく、瞬時に怒りやすいので、心のバランスを崩しやすく、うつ病などの心の病気にもなりやすい傾向があります。

 

 あなたもこの傾向があれば注意してください。

 

① 人の話を聞きながら、すでに結論と段取りを頭に浮かべている。
② 向こうから連絡を待つのではなく、自分から先に連絡をかける。
③ LINEの既読があるのに返事がないと裏切りと感じる。
④ プライベートの予定でも「to doリスト」で管理する。
⑤ 昼ごはんは早く済ませ、のんびりしている仲間にイライラする。
⑥ 服を決めるのが時間の無駄だから、服のパターンは決めている。
⑦ 「暇」という言葉に、罪悪感を感じる。

 

 いかがですか?

 
 これらの性格特性は、会社でも仕事ができ、「鬼の〇〇」と呼ばれるタイプの人です。あなたの周りにもいませんか?
 正直にいうと、僕も⑦番などは完全に当てはまっています。

 

 ですから「オン」と「オフ」の使い分けが大切だと思っています。
星を見上げること。犬と町を散歩すること。深く呼吸し、背伸びする時間を持つこと。
 何よりも、背中を預けられる家族や仲間という“安心する椅子”を持つことです。

 

  

 
 その椅子にも「前のめり」から、少しだけ「もたれる」生き方へ変えていきましょう。
 そうでないと、あなたも椅子のように、すり減ってしまいます。

 

 また、あなた自身も誰かの「もたれかかれる」存在になりましょう。

 

 「人」は“支え合う”と書きます。
 安心は、支え合い、深く座ることで得られるようです。

 

 



▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
心理カウンセラー衛藤信之
公式LINEアカウントができました!段落

お友だち追加よろしくお願いします。
https://ws.formzu.net/sfgen/S66282504/
今なら4日間の集中講座プレゼント中
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image.png です



 - ブログ

>