「世界が共にある未来」を信じるなら

幼稚園の時には、6月は傘のマークを貼っていたかなぁ…
この季節も雨季、雨季(ウキウキ)と過ごしたいですね。
中国では雨は豊作・恵み・繁栄の象徴とされ、特に商売人の間では「雨=財を呼ぶ」という縁起担ぎのような考え方があるそうです。「ザーザー」と降る雨の音を聞くと、彼らは財産の「財、財」と聞こえてくる素晴らしい感性を持っているのかもしれませんね。
さて、今、ハーバード大学は、留学生の受け入れ停止や助成金の凍結など、トランプ政権から強い締め付けを受けています。
これはアメリカが自分で自分の首を締めていることになります。

ロシアのウクライナ侵攻に対し、世界は経済制裁を課しています。しかし、それでも侵攻が止まらない背景には、軍事技術やエネルギー分野を支える高学歴のエンジニア人口の多さが影響しているとも言われています。
2020年の統計では、ロシアの20〜34歳のエンジニア系高学歴人口は約23.4%、対するアメリカは約7.2%に過ぎません。この数字には中国やインド、日本などからの留学生も含まれています。
アメリカは、そうした優秀な人材を「帰国せよ」と圧力をかけているのです。
その世界の暴力を止められるのも高学歴人口なのです。
そんな中でハーバードの2025年首席卒業生のスピーチに僕は感動しました。
中国出身の蒋雨融さんが「私たちの人間性」という内容の英語でスピーチをしました。

彼女は子どもの時に「君たちの時代には『世界が小さな村』になるような時が来る」と両親から言われて育ちました。それが、ここハーバードでクラスメイト達の国際的な顔ぶれに「夢が近い!」と感じたそうです。
それからは違う国、文化、宗教が違っても、同じ「ヒューマン」として隣人を自分のことのように感じる姿勢が身についたと…
彼女は語ります。
「もし世界のどこかに、生理用品を買えない女性がいるなら、アメリカにいても私は貧しいのです」
「もし女の子が嫌がらせを恐れて学校に行けないなら、それは私の尊厳を脅かされているのです」
「もし小さな男の子が、自分が始めてもいない戦争で、なぜ命を落としたのか分からないまま亡くなったら、私の一部も一緒に死ぬのです」
「人類は一つの存在として共に栄え、共に苦しむ」という美しい世界の約束は、分断、恐れ、争いに取って代わろうとしています。
そうした世界で、意見の違う人たちを「悪」だとさえ思うようになっています。でも、それも間違いです。もし「世界が共にある未来」を信じるなら、意見の違う相手の話にも優しく耳を傾ける必要があります。
最終的には、相手の間違いを証明して勝利するのではなく「敵」と思っている人たちの中に自分を見つけ、共に They too are human.(彼らもまた、人間なのです)という視点に立ち、お互いに勝たないといけないと…

日本はアメリカの求めに応じて、2027年には軍事費を1%から2%に引き上げます。トランプ2.0では3%を要求してくるでしょう。
「人を殺す道具を準備せよ」と……
僕たち大人は子ども達に何を語ろう……
彼女の「もし小さな男の子が、自分が始めてもいない戦争で『なぜ命を落としたのか分からない』まま亡くなったら、私の心も一緒に死ぬのです」
この言葉は僕の胸に刺さりました…僕たちは何を子どもに語れば良いのでしょうか?
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
心理カウンセラー衛藤信之
公式LINEアカウントができました!段落
お友だち追加よろしくお願いします。
https://ws.formzu.net/sfgen/S66282504/
今なら4日間の集中講座プレゼント中
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
