知らないところで戦っている仲間!

   

 「浅い川も深く渡れ」という格言があります。浅いと思って油断していると、人生という川の深みに足をすくわれることがあります。だから慎重に生きましょうという格言ですね。確かにそうです…

 だからといって、将来のことを心配しすぎて「今、この時」を深く味わっていない人もまた不幸です。

 ガンに見舞われた人が言っていました。自分に死が近づいていると思うと急に恐怖で心が支配され、バカみたいな話ですけど、将来の不安のあまり「今すぐにでも死んでしまおうか」とも思った。それほどにガンという病気の響きは、その人に恐ろしく衝撃的なものだったそうです。眠れない夜が続きます。

 そんな日々のある夜、ふと静かに布団に横たわっていると、心臓がドキドキし、息をしている自分自身の呼吸が、体の奥のほうから聴こえてきました。
 自分がこんなに不安で眠れなくて苦しんでいる瞬間にも、自分の中のせっせと、それぞれの役割をはたし、生きようとする身体の音が内側から響いてきたのです。命は自分を生かすために黙々と働いていたのです。この身体のお陰で「今日も過ごせている」という奇跡。それを自分の「弱い心」で身勝手にも終わらせようとするなんて…なんてヒドイことを考えていたのか…と。

 
 この身体が生きたいと願い日夜働いてくれているのなら、その身体の力を信じてギリギリまで自分は生きていこう!その日から彼女は、自分の身体にいつもお礼を言うようになったそうです。「今日も働いてくれてありがとう!」「いつも無理をさせてしまっているね!」「今日もしっかり笑顔で生らきれたよ!」「生きることに協力してくれて感謝しています!」その結果、奇跡が起こりました。ガンが縮小していき3ヶ月後には、ガンが消失したのです。身体の中でアポトーシス(ガンの自殺)が起こっていたのです。医療では説明できないことが、身体の中ではおこなわれているのですね。

 これは特別な奇跡の話ではありません。

 健康的な生活の中で病気は、突然に「警告のサイン」として現れます。めまい、動悸、不眠、食欲不振、睡眠障害など、そしてあらゆる病気に変ぼうして、あなたの生活の中で強制的にStop!(病気)をかけようとするのです。

 突然の病気という形で強制終了にならないためには日夜、身体と会話しておかないといけません。それが運動であったり、先ほどのガン患者にも、あった身体との会話です。

 戦争が終わってもなお、戦争中だと信じて30年近くフィリピンのルパング島のジャングルをサバイバル生活で生き延びた小野田少尉は日本に帰国してから、やっと平和な穏やかな日常を取り戻しました。

 ある時、小野田さんは自分の体調に異変を感じて病院に行きました。病院側は有名人なので慎重な検査の末「異常がない」ことを彼に告げました。でも、小野田さんは納得できません。やがて小野田さんがピンポイントで「ここを調べて下さい」と彼が指定した場所を、お医者さんが調べてみるとガンの超早期発見につながりました。

 不思議ですね、お医者がいろいろな角度で調べても見つけきれなかった早期ガンの病巣を…小野田さんは自分で見つけたのです。長年、ジャングルで孤独なサバイバル生活を続けてきた小野田さんだから、自分の身体の声に常に注意をはらい耳を傾けることができる達人だったのです。ですから「異常が見られない」というお医者さんの診断よりも、彼がフィリピンのジャングルで鍛えられた感覚と、身体のサインを見抜く能力の勝利でした。

 皆さんは自分の呼吸や筋肉の動きを意識したことがありますか?
 身体の声をたまに聴いてあげましょう。毎日、食べ飲みを続けているだけの生活だと、やがては身体の奥からの声が聴こえなくなり、病気という反乱を起こして強制終了に見舞われるかもしれません。「歳だから…運動なんてできる時間が取れません」とよく聴きます。

 でもね、年齢がいくたびに運動は面白くなる考え方を教えましょう。実は40代、50代、60代は、運動が楽しくなるゴールデンエイジです。

 なぜか、わかりますか? 10代20代は、放っておいても身体を動かします。同じ世代の人達と「運動の差」が生まれにくいのです。学生時代は多くの同世代が運動するのでライバルが多いのです。でも、年齢を重ねると運動をしている人数は意識しなければ格段に減ります。年齢がいけばいくほど筋肉量と心肺機能に大差がひらくのです。ですから、年齢がいけばいくほど、40代では仲間を100人抜いた、50代では1日あたり2千人抜きと、ますます、同世代の仲間との差が開いていくのです。そう思うと運動するのも楽しくなってきませんか。この5分の運動で50人抜き!今日は520人抜き!明日は同世代の仲間達を2万人抜くぞ!

 今年になってZOZOTOWNの創始者の前澤友作さんが宇宙に行って帰って来ました。前澤さんは地球に帰ると空気が重いとも語っていました。そうなんです。前澤さんは宇宙の無重力の世界で数日過ごしただけで、身体を動かす筋肉の機能は衰えるのです。まして自分の大切な身体です。仲良くして一生使いきってあげましょう。

 あなたの身体は、あなただけの大切な乗り物です。車のように大切に磨いてあげてくださいね。




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心理カウンセラー衛藤信之
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