7月5日の予言よりも大切なこと…

   

 

 世界で戦争のニュースが飛び交い。

 

 

 ニュースは、まるでシミュレーションゲームのように美しい女性のアナウンサーの口から最新兵器の名前が飛び出してくる。有識者は「軍事力を背景に…」とか「大国の思惑が」とか…

 誰もが、まるで バトルゲームのように。その兵器の下で何も知らない人や動物が命を落とすことも…気に留めないかのように…

 

 この不思議な日常に僕たちは生きています。その不安な時には「予言」が飛び交います。「先を知っていたい」という人間の防衛反応です。

 

 

 冷戦時代には「1999年7の月、空から恐怖の大王が来る」と、ノストラダムスの「大予言」が流行りました。2012年にはマヤ暦のカレンダーが終わったことから「地球は終わり」と話題になりました。

 

 現代は漫画から「2025年7月5日に大災害が起きる」と不安の波が広がっています。
 もちろん、日本列島は母なる地球の中で大地は0.28%しかないのに、世界の巨大地震は20.5%が日本で起こっています。世界の活火山の7.0%が日本の近海にあります。

 ですから「備えあれば憂いなし」と準備や心づもりはしておかないとなりません。

 

 でも、人間の運命として誰もが明日はわからない命です。

 

 ただ、今、不安に囚われて心も脳を疲れさせ、その結果、日々、筋肉を緊張させ免疫が下げていたのでは、そちらの方が命にはリスクだと僕は思ってしまいます。

 

 僕の好きな言葉に「たとえ明日、世界が滅びようとも、私は今日、りんごの木を植える」とフレーズが好きです。

 明日、あなたが存在するかは、誰にも約束はされてはいません。

 

 

 でも、動物はせっせと子どもの為に狩りをし、鳥たちは巣を作り餌をせっせと運びます。彼らは命のギリギリまで命の役割を果たしているのです。

 人間だけが前頭葉という脳が発達したために、明日を憂い、未来を不安がる生き物なのです。もちろん、その結果、文明が発達したことは喜ばしいことですが…

 でも、一日中不安と付き合って生きると、脳内でコルチゾールが過剰分泌し、不眠、疲労、不安にかられイライラし、落ち込み、免疫の低下で身体の病気などのきっかけとなります。

 だから、不安な時こそ、未来を信じて「あなたも、りんごの木を植えるのです」。
 それが、恐怖から離脱する方法です。

 

 

 

 戦艦大和が沈む時に吉田滿という海軍少尉は、海に投げ出された海兵隊がパニックになりロープの下で引きずり合いをしているのを見て、拳を振るって、救助にきた駆逐艦に順番に多くの未来をロープを登らせました。

 彼も火の広がる海中です。でも彼は「自分は助かりたい」と思わなかった。仲間をどれだけ父母の待つ故郷に無事に届けるか。それしか頭になかったからです。

 

 東日本大震災の津波が襲う中、南三陸町の役場の遠藤未希さんは、最後まで多くの人に避難を呼びかけ続けました。彼女もまた、不安の中で未来の多くの人の命の為に、未来のりんごの木を植えた一人の優しい女性です。

 

  

 ナチスの収容所の中で、最後まで讃美歌を歌い続け、心の自由の尊厳を守った牧師のパウル・シュナイダーもいます。

 

 そのアウシュビッツの中で精神科医のフランクルは「すべてを奪われても、生きる意味を選ぶ、自由だけはナチスには奪えない」と彼は不安と恐怖の中で、りんごの木を心の庭に植えました。

 

 皆さんは、そんな偉い生き方は私にはできないと思われているかもしれません。

 では、親鸞の「有縁を度す」を紹介しましょう。まず、あなたが人生の中で生きる意味が分からない時には、縁のある(身近な人)を助けよ(度す)という意味です。それは命を賭してではなく、

 

誰かに笑顔を向ける。
悩みを一生懸命に聞いてあげる。
トイレットペーパーの先を三角にして出てくる。
家族にご飯を作る。
職場に花を一輪さす。

 

 それはあなたの存在が誰かの幸せにつながります。

 あなたのりんごの木は、目の前にあります。世界がどうなるかではなく、あなたが、今日を「どう生きたい」かが「あなたの人生なのです」

 不安をあおる予言よりも、僕も今日、りんごの木を植えます。それが心理カウンセラーの姿だと信じるから。

 

 

 



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心理カウンセラー衛藤信之
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