心に“インナー・ナイチンゲール”を育てよう

昨日は母の日でした。
僕は母と幼い時に別れました(親の離婚、育ての母の自死…)。
だから、自分の中にある母に対する慕情は深いようです。
ただ「母の日」と聞くと、心がチクリと痛む人が、このLINEの読者にもいるかもしれません。
例えば、愛してほしかったのに怒鳴られ続けた記憶、いつも無視された日常、苦しい時に味方になってくれなかった悲しい記憶など…。

そんなあなたが大人になり、それでも誰かを大切にしようとしているなら…あなたの中には「もう一人の母」が存在しているのかもしれません。
「あなたをそばで見守ってくれる存在」を自分で作り、あなたの内面の世界で親子の会話をしましょう。
「私はこうして母の影響で傷ついた。でも、もう一人の母が、私を抱きしめて言ってくれている『よく頑張ったね』と…」

今日5月12日は近代看護の母、ナイチンゲールの誕生日です。
彼女は戦場で傷ついた人々に光を灯し、命と向き合う中で「人は、ただ治療が必要なのではなく、心を看(み)てもらうことで癒される」と心理カウンセラーにも大切な言葉を残してくれています。
ナイチンゲールは、夜でも苦しむ人々にランプを手に声をかけ続けました。
その姿から「ランプの貴婦人」と呼ばれました。
野戦病院の兵士は、どれほど彼女の足音に心が救われたことでしょう。

実はナイチンゲール自身も家族との間に心の葛藤がありました。
父は地主で上流階級、母は社交界が好き。娘には社交界でぴったりな「政略結婚の道」を期待していました。姉も上昇志向の世俗的な人でした。
当時、看護は下級階層の人がする仕事だと思われていたのでした。
ですから、娘がそんな下層の世界に行くことは、家族にとってはひどい裏切りでした。
でも、彼女には確信がありました。神は上に住んでいるのではなく、下層と言われ苦しむ人々の中に存在すると…。
「世俗的な富や地位でなく、“最も苦しむ者たち ” のもとへ、私が行かないといけない 」 と…
ナイチンゲールが傷ついた人に手を差し伸べ続けたように、あなた自身も、自分の中で“心のインナー・ナイチンゲール ” を育て、傷ついた「あなた」に手を差し伸べ「今まで“あなた”はよく頑張ったね」と声をかけ癒して下さい。

次に、その優しいまなざしを、過去にあなたを傷つけた「現実の親」にも優しい眼差しで看ることで、“あなたのインナー・マザー ” は完成するのです。
ただ誰かを憎むだけなら、あなたの心も癒されないのではないですか?
遅れても「母の日」はできますよね。
あなたの“インナー・ナイチンゲール”を強めてください!
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心理カウンセラー衛藤信之
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