風見どりにならないで風になろう

   

 このブログを読む頃には、参議院選挙が終わっている方もいるかもしれません。
 おそらく現政権は圧勝でしょうね。
 
 消費増税、年金問題、憲法改正と候補者が街頭演説を続けています。
 投票率もさらに落ちると言われています。世界の中でも156位という恐ろしく低い水準です。
 
 それだけ「自分たちが何を言っても政治は変わらない」というあきらめムードが日本の中に蔓延しているのでしょう。特に若者世代での投票率の落ち込みは、先進国では最下位のレベルにあります。

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 将来、世界の中で日本は「どんな国」と評価されているのでしょう…

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 今、日本はアメリカだけ(いやトランプ政権だけ)に追随し、近隣のアジア諸国の人びとの嫌日派が増えても「自分たちの正しさを主張する」というスタンスを崩さない方針を打ち出しているようです。

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 近い将来に大きな自然災害(巨大地震・環境異変)が、日本には来ると言われています。

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 私たちの日本は、隣国の友好関係よりも、自国の正義だけを主張しています。長い目で、自分たちの将来を考えないといけない時代です。今、かじ取りを間違うと、将来、大きな後悔に見舞われるかもしれません。そうならないようにしないといけないと思っています。

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 ALL I Really Need to know I Learned in Kindergarten.という本が、世界でベストセラーになりました。日本語の書名は「人生で必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」です。
 
人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚園の砂場に埋まっていた。わたしたちは、そこで何を学んだろうか。
 
 何でもみんなで分け合うこと。
 人をぶたないこと。誰かを傷つけたら、ごめんなさいと言うこと。
 おもてに出るときには、車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。(本より抜粋)


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 僕たちが幼い時に学んだことを、いつの間にか「大人の事情」という5文字によって、日本では語りづらくなりました。もし世界の国が、自分から「ごめんなさい」と言えたら、幼稚園で教えてもらったように、世界の人々が仲よく手をつなげたら、この瞬間にも世界から悲しい戦争はなくなります。
 
 僕がアメリカに住んでいた経験から言える事は、アメリカ人一人一人はステキな人ですが、今の政府はアメリカ第一主義の考え方に偏っています。
 
 もし、最悪にもアジアの中で戦争が起これば、アメリカは「まぁ、やめろ、やめろ」と言いながら、しばらくは行動を起こしません。そして、アジアの国同士を互いに戦わせ、戦力が消耗した頃合いを見計らって、正義の名の下で、最後にアメリカ政府は出てきます。それでアメリカ軍需産業は活気づくと、考える人々もアメリカの政府には存在します。

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 その時に戦争によって傷ついてしまうのは多くの若者達なのです。
 
 投票に行かない若者達が、中老年になり、かつて投票に行かなかった、自分の行動を呪う末路にならない事を願わずにはいられません。
 
 ドイツの友人と話していて「なぜ、ドイツは日本と同じ敗戦国として近隣の諸国から嫌われないのか?」という理由を聴きました。

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 友人は「ドイツが過去2度の大戦でヨーロッパを焼け野原にした反省から、近隣の国の繁栄に自己犠牲は問わないという『教育』を戦後徹底してきたのだ」と言うのです。今のEUの前身のECの時にも主要言語が英語とフランス語に決まった時も、ドイツは文句を言わずに英語とフランス語を勉強し、誰とでも話せるようにしました。現 EU(欧州連合)においても主要ポストにドイツ人はついてはいません。
 
 「それに対しても不愉快にならないの?」と言う質問に「縁の下で支えることこそドイツ国民が近隣と仲良くなるコツだ!」と笑顔で彼は語りました。日本のように国連に多額の巨資を投じているのだから日本を常任理事国入りさせろとは言わなかったのです。
 
 事実、ESM(欧州安定メカニズム)でも、ドイツ史上最大の予算をさいて貢献しています。でも、ドイツはそこでもポジションの要求はしてはいません。
 
 そして、自分たちの反省として国費で「アウシュビッツ強制収容所」を残しています。これは日本が国費で慰安婦像を作るに等しいことをやっているのです。
 
 ドイツ人は日本と同じく勤勉で優秀です。だから、彼らドイツ人が強さを主張することは、近隣諸国から「ナチスの再来」と恐れられることを知っています。
国としての自己主張を過度にしたり、昔のドイツのように、かくあるべき(sollen)を主張したりはしません。
 
 ドイツも日本と同じように領土問題を抱えています。しかし、300年も戦ったフランスのアルザス・ロレーヌ地方を「ドイツの領土だ」とは主張しないし、ポーランドとの国境問題も、彼らは主権を主張しませんでした。
 顕著なのは、ロシアの飛び地支配となっているカリーニングラード(旧称ケーニヒスベルク)には、今もドイツ語を話す人が40万人も住んでいます。歴史的にも、人道的にもドイツ領だと彼らは主張しても問題がないはずなのに、ドイツ人は領土問題を蒸し返すようなことはしません。

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 失ったものよりも「今やるべきこと」に集中したのです。そして戦後、近隣との友好にエネルギーを注いで来たのです。だから、ドイツは周辺国から「最も頼りになる国」と尊敬される国の1位になりました。世界の中でもみても「ドイツの好感度」は1位、2位に選ばれています。
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 さらに、ロシアの対独戦勝記念日や、ポーランドの終戦記念日には、毎年、ドイツの首相は訪問して戦争犠牲者の碑に献花することを忘れません。それが彼らの平和教育なのです。ドイツの首相も、近隣の国を刺激しない微妙な外交センスを持っているので、マスコミも国民も、安倍首相やトランプ大統領のように、周辺諸国を過度に刺激するような言動を取る指導者を選ばないのです。
 
 ドイツの友人から彼らの「教育の違い」を聴き、僕はうらやましくなりました。彼はドイツ人、僕は日本人です。日本の中にも近隣に敵対意識を持った人ばかりじゃいないし、今の政府の強権的なやり方に眉をひそめている人がいることを知ってもらいたいのです。僕は日本の国の中にいて「大人の事情」という中で、最近は息苦しさすら感じています。
 
 日本はこれから憲法改正し、より近隣の諸国からは警戒される方向を目指すようです。

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 もし「能ある鷹は爪を隠す」を体現し、周囲や世界から認められ成功しているドイツのような外交政策を、ここ20年近く日本がしていたら、レーダー照射問題も、慰安婦問題や徴用工の問題も、韓国国民から政府に対して「もう我が政府も、いい加減にしろよ!いつまで昔のことを蒸し返すのか!」と韓国国民から不満が噴き出していたのかもしれません。そのような「別のシナリオ」が、僕には夢想家のように頭から離れないのです。まるで並行世界(パラレルワールド)のように…
 
 慰安婦のおばあちゃんや徴用工の原告のおじいさんを、日本側の目線で見ると、お金を欲しがる業突く張り(ごうつくばり)の老人と見えるのでしょう。

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 でも、いつも僕は「心の目で見たい」と、自分の目線を警戒しています。
 
 国と国に振り回されて、お年寄りなのに大変だなぁ、早く落ち着いて老後を安心して過ごし、どこの国のおじいちゃん、おばあちゃんであっても「幸せになって欲しい」と願うばかりです。
 
 心理カウンセラーとして、心理療法の一つのように、自分の見方にこり固まらないで、つねに自分と相対する相手から世界を見てみるという柔軟性が今こそ必要なのです。
 
 今、私たちは「マスコミ」や「みんなが、そう言っている」という視点ではなく、一人一人が、自分で自分の未来を思い描かないといけません。
 
 幼稚園で学んだ「お友だちとは仲良くしましょう!」を胸に…

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