子どもの心をポケットに隠そうぜぃ!

      2019/07/10

 アメリカに住んでいた時に、一番感じたのは海外の人は「人の目を気にしない」ことでした。人の迷惑にならないことは、人の道として大切なことだけれど、何をするにも「人にどう思われるか?」を過剰に日本人は気にする傾向にあります。自分のファッションにも、人の評価に落ち込み、(ファッション・チェツクの番組は、いつも、くだらないと思う僕)
 自分の意見を人前で言うのも、相手がどう感じるかを考え過ぎて、苦しくなって何も言えない人がいます。

 その結果、何も言葉を伝えないから「分かりにくい人」「自信がない人」と周囲に思われて、余計に、周囲から浮いてしまう人がいます。

 「自分の思いを伝えよう!」と、僕が教室で話していると「何を伝えていけば良いか分からないです💦」と落ち込む人がいます。何も落ち込むことはない。それを伝えれば良いのです。

 人が「不安」になるのは「嫌われたくない」「よく思ってもらいたい」が、心の裏に隠れています。それが「今、ここ」の気持ちです。
 だったら「あなたに嫌われたくないから言葉が出てこなくて…」「○○上司に、よく思ってもらいたくて…うまく言葉が出て来なくって情けないです!」これも立派な自己表現なのです。

 「そんなことを言ったら嫌われませんか?」もちろん自己表現といっても「言葉が出ません!」「すぐに話しがまとまりません!」と短いセンテンスだけなら、相手は「僕が嫌いなのか?」「俺を拒否しているのか!」と誤解を生じます。

 相手を信頼し、しっかりと自分の心を伝えるテクニックは コミュニケーションの基本です。ただ、それを学んで練習すれば良いのです。この学びは簡単です。英語と違って 単語を暗記しなくても良いのです。すべては君の中に詰まっている言葉なのだから。

 自分が「よく思われたい」とか「嫌われたくない」を、他人に伝えることに、抵抗があるなら、君の中には「他人への不信感」が隠れています。裏返せば「自分に自信のない人」です。根底に「自分は拒否されるはず」と、自分に対する自己不信感があるからです。ですから社会に不安を感じてしまうのです。人に愛されたいと思いながら、不信感があるから生きづらくなるのです。上手くいくか、上手くいかないかは2分の1の確率です。人生は一度しかないのです。

 メンタル東京校の卒業生の ひすいこたろう君から新刊が届きました。

表紙_2

    『できないもん勝ちの法則 その調子でいつまでもおバカでいてくれよ』 ひすいこたろう著 扶桑社

 僕はひすい君の息子の話しが大好きです! この本からひすい君が、息子に寄せる深い愛をとても感じます。

 ある日、彼の息子ユータロー君が、5時間も風呂に入って「お風呂で5時間!過去最高記録!」とニコニコ笑って出て来ました。
 お風呂って、そんなに楽しめるんだ!と息子に教えられたと書いていました…
 勉強はがんばれないけど、ユータロー君は生きることを目一杯に楽しんでいます。
 テストで0点とっても、いつも学校から帰るたびに「今日が一番楽しかった!」と言って、過去最高を更新しながら帰って来ます。

 子どもは正しいか、正しくないかでは生きていません。他人がどう思うかなんかも気にしていません。風呂の中に、世界の楽しさ、やりたいことを見つけられる達人です。風呂場にも、ベッドの下にも、世界のワクワクを探せる天才なのです。

 人は携帯を忘れたら必死で捜します。人は財布を忘れたら必死で捜します。
 でも、一番大切な「本心」を忘れて生きても、人は何も気にしないのです。

 幼い時は、いつも本心と友だちでした。泣きたい時に泣いて、笑いたい時に笑って。人生最大の不幸は、死ぬ前に後悔することです。後悔しないで生きるには、子どもの心を、時折ポケットにしのばせることです。そうすれば、人生最後の日にも、ユータロー君のようにガッツポーズできるはず。

さぁ、僕たちも人の迷惑にならなければ、人の目なんか気にしないで、在日、宇宙人として、100年の夏休みを、この地球でワクワク過ごそうぜぃ!

 世界を生きにくくしているのは、君じゃないの?


<<よければYouTubeも見て下さい。>>  

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