テレビを断っている理由

      2019/09/11

 メンタルの卒業生がメディアで活躍しています。だから、僕も声をかけていただけるのだけど、僕が出演を断っているのには理由があります。それは、僕が出ると放送事故を起こしかねないからです。

司会者「尖閣諸島や竹島の問題はどう思われますか?」 僕「そうですね…財産問題でトラブったら寄付が一番ですかね。バチカンにでも寄付して『祈りの島』にしたらどうですか? 韓国も中国も台湾も、どの国も島に上陸して、皆で祈ってもらったらどうですか?その島下にある資源は、貧民国の人や、難民の生活にでも寄付してもらって「本来は戦いの火蓋になるはずの島が『祈りの島』になりましたよ!そのアイディアを出したのは日本の国だそうですよ。やっぱり「和」の国の日本ですね~ってなればカッコいいじゃないですか!」

司会者「北朝鮮の挑発はどう思われますか?」 僕「日本にも問題があるんじゃないですか?小泉さんが北朝鮮に行った時に、彼らは柔軟な政策をとっていました。だから、拉致を認めて数人は日本に帰しました。その時に日本の政府は「一時、日本に里帰りさせて、また、北朝鮮に帰す」と約束しました。そして、親交を深めましょう。と…でも帰国後すぐに日本政府は手のひらを返したように「やっぱり拉致をしていたんだ!ヒドい国だ!」となりました。最初にボタンのかけ違いをしたのは日本にも責任があるんじゃないですか?

彼らが核兵器に執着するのは恐れからであって、心理的に考えても、怖いから兵器依存に強固に偏って行くのだと思いますよ。「テロ!テロ!テロ国家と言われると」人も国も引きこもります。

子どもたちの学校でも、仲間から攻撃され過ぎると、意地になって意固地になり、より問題行動を起こす生徒のように…もっと、あの時に日本は約束を守って「よく勇気を持って本当のことを北朝鮮は語ってくれました。もっと、仲良くしましょう。ねぇ、他にも拉致した人がいたんでしょ、本当のことを教えて下さいよ」と違う方向性の外交努力をしていたら、横田めぐみさんも日本に帰って来ていたかもしれません。

彼らに核を放棄せよと言うなら、同盟国のアメリカに「北朝鮮に、それを求めるなら、あなたたちアメリカから核を放棄しませんか?」と言うのが日本の役割だと思います。僕たち日本は広島、長崎と、そして平成の時代でも、福島で核の被害を二度も受けた国ですから、それを言わないといけない立場にあると思うのですよね。にもかかわらず、日本は核兵器禁止条約には不参加と、どんどん核の恐怖を国際的にアピールしなくなっています。核の傘の下にいるからと、正しいことが言えなくなることを僕は逆に聴きたい。日本の武士道はどこで失ったのですか?

今回、アメリカの同盟国であるカナダ、イギリス、フランス、オーストラリア、ドイツもトランプ大統領と距離を適度に取っています。日本の安倍首相だけが一日に何度も電話で会談していますよ。それが、全世界のネットワークに流れる…まるで、ドラえもんのジャイアンにすり寄るスネヲのように。だから、一番、北朝鮮が水爆を落とす可能性があるのは日本だと思いますよ。

僕はアメリカに居たからわかりますが、アメリカは一人一人はステキな人びとだけど、政府は????ですね。アメリカの一般の人々にアンケート調査した結果(アメリカの大手世論調査会社ユーガブUS)によると、アメリカが同盟国だと思っている国は、カナダとイギリスがトップタイで55%。3位がオーストラリアの45%。4位がイスラエルの44%。日本は33%で8位です。完全に片思いです。

だって、彼らは日本を同盟国として助けることがあるとしたら、日本が中国や韓国とケンカしても、アメリカは「ヤメロ、ヤメロ」と言って、そこそこに、お互いの戦力を戦争で落としあわせて、一番のいい頃合いで、正義の顔をしてアメリカの軍隊は出てくるでしょうね。その間に傷つき血が流れるのは日本の非戦闘員の一般市民ですよ。

中国の人民軍は、日本の自衛隊の10倍の規模です。僕がアメリカに留学していた時代からの韓国の友人たちは、徴兵制があるから皆、屈強ですよ。すぐにヘタリこむ今の日本の若者が戦えると思えますか?戦国時代の日本人なら別ですが…

日本はジャイアンであるアメリカだけに頼っていると、トランプ氏の政権が倒れた時に世界から孤立しますよ。「和」を重んじる日本ならば、もっとアジアの人びとと仲良くすることを考えないと…他国とのバランスを取るのが外交です。

だから、草木も生えそうにない島なんかで戦争している場合ではないでしょう。今回、僕は韓国の人道支援のほうが人間的だと思っています。だって、お前の親が気にいらないから子どもも苦しめばイイと言いますか?」と、僕が語りだすと…

スグに放送は中断します。

 そして、僕のコメンテーターのデスクには縫いぐるみかが置かれて、「心理カウンセラーの先生は至急にご用事ができたようなので大阪に帰られました。」と言われるでしょう。

<参考ブログ>

2011年8月 4日 旅人

2017年1月15日 本当のクールジャパン

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