ありのままで…

      2019/04/21

 何か面白いことがないかなぁ?

 

 

 新しい何かを願いながら、いつもの通勤電車に乗り、いつもと変わらぬ人達としか会わない。そして、家に帰り、いつもと変わらない夜をむかえる。
 何か面白いことを求めながら、行動は同じルーティンをくり返す。
 
 スポーツ選手のルーティンは、そのパターンが上手くいくからこそ、それを習慣化するのです。習慣化することで、さらに自己暗示が効いて、上手くいく頻度が上昇します。

 

 

 でも、人生が停滞している人は、うまくいかないパターンをルーティンしてしまいます。
 
 タイヤが溝にハマり、同じ溝を行ったり来たりするから、よけいにタイヤが落ちこんだ溝は深くなる。さらに、同じ行動をくり返すことで「人生なんてこんなものよ」と諦めに満ちた気持ちに支配される。溝から出る方法は、ハンドルを大きく左右に回す。そう、方向を変えることです。
 
 生き方の方向を変えることです。

 

 
 誰かを憎んでいる人は、憎む為に時間を割くことはやめるべきです。人を見返したいと思って金銭欲に走る人は、もっと、風に吹かれて秋の散歩を楽しむ必要があるかもしれません。今という帰らない時間の中に、お金では買えないものがいっぱい存在することを味わうべきです。自分を責めている人は、自分を責めている基準が、完璧なスーパーマン(ウーマン)でなければ、人からバカにされ、人から愛されないと思っている自分の歪んだ思い込みを変えるべきなのです。
 
 ここにあげた、誰かを憎んでいる人も、お金持ちになって誰かを見返したい人も、自分の劣等意識にムチを打ち、自分の弱さを責めている人も、すべて他人を中心にした生き方です。
 
 自分の人生の主人公は、自分なのです。
 
 いつも他人を意識している人は、他人を人生の主人公にしている人です。
 
 人生とは、大切な時間が今この瞬間にも確実に流れています。
 
 兄弟も、友人も、恋人も、職場の仲間も、夫婦でさえも、死が二人を分かつまでの間です。でも、永遠に付き合うのは自分自身です。他人ばかりを攻撃し、他人の評価ばかりを気にして生きていると、自分自身を大切にはしていません。

 人は人、自分は自分なのです。
 
 《見る人の心こころにまかせておきて 高嶺に澄める秋の夜の月》
  作:新渡戸 稲造

 

 

 月は「こう誰かに思ってもらいたい」とか、「スゴいだろう」とか、「完璧でなければ」と思わないで満月から形を変え、欠けて行きます。
見る人のことなど気にはしていません。ただ、そこにある(存在する)のです。

 そのように生きたいですね。

 
 あなたは、あなたの人生の「今」を楽しんでいますか?

 

 

 

 

 

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